
昔着ていたけど使わなくなったり、譲り受けたもののタンスの肥やしになってしまっている着物はありませんか?
大切な着物だけれど、保管場所を取るし綺麗に維持するのが難しい場合、着物買取で手放すという選択肢もあります。
でも、着物買取で「がっかりした」という口コミを見て、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
実は着物買取は、からくりを知ることで納得いく価格で買取してもらえる可能性が上がります。
▼この記事に書いてること
着物の買取でがっかりしないために、トラブルの実例や注意点も併せてご紹介していきます。
着物買取でがっかりはなぜ?体験談・知恵袋の口コミ
着物買取でがっかりした人の口コミや体験談をまとめてみました。リアルな声をぜひ参考にしてみてください。
着物買取でトラブルがあった
着物買取に関するトラブルは、近年高齢者を中心に押し買いの被害が増えています。
「押し買い」とは押し売りと反対のようなもので、不用品を買い取るなどと電話で勧誘して個人宅を訪問し、自宅内のより高額品の着物や貴金属などを強引に買い取っていく手口です。
もちろん買取は本人が希望するものではありませんが、自宅に買い取りに来てもらうと、逃げ場がなくなり対応に苦慮する人が多いです。
中には知識の浅そうな査定員が担当し、対応にも怪しい部分がたくさんあったと不安を感じる人もいます。

強引な押し買いは一切しません、と宣言している業者を選ぶのが良いでしょう。
着物買取の値段が安すぎる?
実際に着物買取を利用して、その安さに驚きの声がSNS上にはたくさんあがっていました。
一般的には、着物の状態や質が買取金額に影響する可能性が高いです。
着物は高額品なので、買うときにかなりの価格だったものも、業者や物によってはかなり安く査定されてしまう場合が少なくありません。

着物=高価なものだというイメージがあると、買取価格が安いとがっかりしてしまうことも。
着物買取で値段がつかない口コミも
査定が低価格だっただけでなく、中には値段がつかなかったという残念な口コミもありました。
素材や状態によっては、買取の値段をつけてもらえないということも。
また、状態が良くても着物の種類やサイズが原因で値がつかない場合もあるようです。
仕方のないことですが、思い出の大事な着物に全く値段がつかないと悲しくなってしまいますよね。

不用品処分目的の場合は、価格がつかなかった場合でも引き取りしてもらえる業者を選ぶと良いですよ。
着物買取が安い理由5選

引用元:pixabay
着物の買取額が安い理由はさまざまですが、特に次のような事情で値段がつかないことが多いです。
着物は骨董品ではなくあくまで古着なので、たとえ元の値段が高くても着られる状態でなければ価値が下がります。
また状態が良好に見えても二束三文にしかならないケースもあるので、手元の着物が当てはまらないかを確認してから査定に出すかを検討しましょう。
①シミや汚れなど状態が悪い
着物を買取に出す際、汚れやシミ・カビが発生していると査定額が下がる原因となります。
汚れ・シミがあり状態が悪い着物は、買手がつかず販売が難しいからです。
仮に手入れして再販につなげるとしてもクリーニングに費用がかかるため、査定額は必要経費を差し引いた金額になると考えられます。
また裏地にシミがある場合も、表面ほどでなくても価値は下がります。

長く放置するとシミやカビが発生しやすいので、普段から手入れして大事に扱うといいですね。
②柄や色が古い
色や柄が古い着物も、需要が低いため買取価格が下がります。
古いものに価値があると思われがちな着物ですが、色柄に流行・トレンドがあるファッションアイテムの一つです。
仕立てから10年15年と経過しデザインが古臭く感じられると、ニーズが下がるため買取の値段も落ち込むと考えましょう。
③素材の価値が低い
たとえ着物の状態が良く、仮にしつけが付いたままの未使用品であったとしても、素材そのものの価値が低いと査定額も伸びません。
▼価値の高い・低い素材
| 価値の高い素材 | 価値の低い素材 |
|---|---|
| ・正絹(しょうけん) ・綿 ・麻(上布は特に高級) |
・ポリエステル ・ウール |
同じ正絹であってもより細い糸をたくさん使用して仕立てられた着物の方が、価値が高くなる傾向にあります。

ポリエステルやウールの着物を買取対象にしていないお店もあるので、無駄にならないよう事前に問い合わせてから持ち込んでくださいね。
④サイズが小さい
着物は一着ずつ大きさが異なりますが、サイズが小さいものは高く買い取ってもらいにくいと考えましょう。
小柄な人用に仕立てた着物はもちろん、古いものもサイズが小さい傾向にあります。

代々受け継がれている着物の場合、作った当時と現在では平均身長がかなり変わっているからです。
サイズが合わなければ着られないのは洋服と同じなので、極端に小さい・大きい物には需要がないと考えてください。
⑤証紙や落款がない
証紙や落款(らっかん)のような着物の価値を証明できるものがないと、本来の価値より低い査定額になる恐れがあるので注意が必要です。
▼着物の価値を証明するもの
- 証紙:着物の産地や作家・伝統工芸品であることを公的に証明するもの。反物の端切れに貼り付けて添えられることが多い。
- 落款:作家のハンコ・サインにあたるもの。着物のおくみや衿先に刻印されることが多い。

友禅や紬のような伝統工芸品には必ず証紙がつけられており、さらに有名作家なら落款も刻印されています。
特に証紙は着物に直接縫い付けられているわけではないので、買取に出す前に探して必ず添えて査定を受けましょう。
大事な着物を正しく査定してもらうために、事前準備を怠らないでくださいね。
着物買取のからくり&闇とは?

引用元:Pixabay
そもそも、着物買取のしくみはどうなっているのでしょうか。
着物買取業者が着物を買取った後に、その着物を販売することで業者は利益を得ています。
基本的には、買い取られた着物はクーリングオフ期間中の8日間は業者の倉庫に保管され、クーリングオフ期間終了後に業者からの販売が可能になります。
買い取られた着物が販売可能になった後は、自社でリサイクル品として販売をしたり、他の業者に販売するなどして売上を得ることになります。
その後の着物はどうなる?
自社での販売以外に、買取後の着物がどうなっていくかは主に以下のようなルートが考えられます。
- 着物市場
- ネットオークション
- レンタルショップに販売
- リサイクル着物店に販売
- 海外向けに販売
それぞれどのようなものなのか、詳しくご紹介していきます。
着物市場
着物市場とは、小売業者や呉服屋が集まり着物を売買するオークションのことで、買取後の着物は着物市場に出品されるケースが多いです。
一般の業者では、着物市場への出品を前提とした必要経費を差し引いた買取価格になりがちです。
一方、自社で着物市場を運営している買取業者の場合は、確実な販売経路があるため取引相場が高く、運営で得た売買手数料の利益もあるため、着物の買取価格が高いということが言えます。
ネットオークション
ネットオークションには、一般消費者向けと業者向けの2種類があります。
一般消費者向けオークションではYahoo!オークションが有名ですが、実は業者が一般消費者向けオークションのアカウントを持ち、買取した着物を出品するケースも少なくありません。
レンタルショップに販売
自宅での保管が難しく着る機会が限られている着物は、レンタルの需要が高いため買い取った着物をレンタルショップに販売するケースも多くあります。
近年ではミニマリストなど自宅にあまりものを置かないことを好む人も増えており、それに伴いレンタル着物の需要も増えているため、着物買取り業者から着物を仕入れることが多いのです。
リサイクル着物店に販売
手頃な価格で着物が購入できるリサイクル着物店に、買取りした着物を販売する業者もあります。
ブランド着物や有名作家などの付加価値がつかない着物でも、お洒落着としてカジュアルに着物を楽しむ若い層からは、掘り出しものが見つかると人気です。
海外向けに販売
近年、海外でも日本の着物は話題になっており、特にアニメの影響で羽織が人気ですが、そういった海外に向けて買取着物を販売するケースもあります。
海外からバイヤーやアニメ好きのコスプレイヤーが買い付けに来るパターンもあるので、今後も需要は増えそうです。
着物買取の注意点とは?がっかりしない対処法
ここからは、着物買取の注意点についてご紹介します。
初めて着物買取を利用される方だけでなくこれまで着物買取を利用していた人も、注意点を確認することで次回以降の利用もしやすくなりますよ。
突然の訪問買取は注意
業者の中には特に事前の予約もなく、突然家を訪問して着物の買取について話をしにくる業者があります。
いきなり電話をかけてくる業者もありますが、特にアポなしでいきなり訪問してくる業者は要注意です。
いわゆる押し買いで、売る気はないのに勝手に自宅にあるものを査定し、その後無理やり買い取ってしまうトラブルです。

ほとんどが価格も相場よりかなり低く査定されてしまいますし、逃げ場がなく怖い思いもするので、自宅に入れないことが大切です。
着物の扱いが雑な業者はNG
着物はとても繊細で、ちょっとした扱いで糸がほつれたり、しわや汚れの原因になるため、呉服屋などでは手袋をして着物を扱うところもあります。
ちょっとしたしわでも価値が下がってしまうので、きちんとした業者なら着物の扱いは神経質なほど丁寧です。
たたみ方など雑な業者には気を付けましょう。
着物専門の業者にお願いする
着物買取専門ではない業者に依頼をすると、正しい価値をつけてもらえないなどトラブルの原因に。
着物買取専門の業者であれば、査定員が着物に対する正確な知識を持ち、正しい価値で査定をしてもらえます。
無駄に買い叩かれることも少ないので、大切な着物を正当な価格で引き取ってもらえる可能性も高くなるため、まずは着物専門の業者に買取を依頼しましょう。
業者を比較する
着物の買取の業者はたくさんありますが、それぞれ特徴や強みが異なります。
着物の買取を考えるときには複数の業者をまずは比較し、手持ちの着物をより高く買取してもらえそうな業者に依頼するのが◎

次は人気の着物買取業者3選を、詳しく比較しながら紹介します。
がっかりしない!着物買取の業者2選
▼着物買取りの業者一覧【比較表】
| 店舗名 | 買取方法・対応範囲 | 専門性 | 自社 着物市場 |
特徴 | 公式サイト | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 宅配買取 | 出張買取 | 店頭買取 | その他 | |||||
| 福ちゃん | 全国対応 | 全国対応 | 15店舗 | WEB買取 | ◎ | ◉ | 自社着物市場運営で高額買取 | 公式サイト |
| ザ・ゴールド | 全国対応 | 全国対応 | 77店舗 | 法人買取 | ◯ | — | 全国店舗数が多く利用しやすい | 公式サイト |
※宅配は沖縄・離島の場合、別途確認が必要です。
※出張買取は全国の一部地域です。詳細は直接お問い合わせください。

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引用元:買取専門店【福ちゃん】
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- 高額買取できる仕組み
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| 買取方法 | 詳細 |
|---|---|
| 宅配買取 | 全国対応 |
| 出張買取 | 全国対応 ※一部地域を除く |
| 店舗買取 | 全国15店舗 |
| その他サービス | WEB査定/遺品整理/即日出張買取 出張買取レディースプラン |
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